2020年7月 最近遊んだゲーム
7月はビジュアルノベルゲーム三昧だった。
どうでもいいけど、元々 "三昧" とは 『仏教やヒンドゥー教における瞑想で、精神集中が深まりきった状態のことをいう』 らしい。(wikipediaより引用)
ビジュアルノベルゲームは基本的にクリックしかしないから、余計な操作がない分ストーリーに集中できるのが良いところなんじゃないかなと思う。
以下先月遊んだゲーム
ファタモルガーナの館
西洋浪漫サスペンスホラー(公式)のビジュアルノベルゲーム。
記憶を失った主人公が、とある館で起こった出来事を追体験することで記憶を取り戻そうとする話。
心理描写が非常によく出来ているため、過去を知るたびに受ける精神的ダメージが、主人公だけでなく感情移入してしまった自分にも直撃する。
作中で「他人の悲劇だから耐えてこられたんだよ」というセリフがあったが、本作は強烈な感情の波をぶつけてくる上、重要で悩ましい選択をこちらに強いてくるため、館で起こった出来事は決して他人の悲劇などでは済まされない。
これだけだとしんどいだけなのだが、どうしても過去を知りたいという欲求と、いつか救われるんじゃないかという気持ちで、マウスをクリックする手が止まらなった。
この作品にどはまりした結果、7月はビジュアルノベルゲームばっかりやることになった。なんて罪深いゲームだ。
沙耶の歌
精神疾患により他人がグロテスクな肉塊にしか見えなくなってしまった主人公と、唯一普通の人間に見える少女・沙耶が一緒に生活する話。
強めのゴア表現が売りの色物だと思っていたら超正統派クトゥルフ系作品でびっくりした。
シナリオ担当の虚淵さんは、大人になってホラー作品を楽しめなくなったため、クトゥルフ小説を愛していた青春時代の気持ちを頑張って思い出しながら本作を書き上げたらしい。
それでも作品の端々からラヴクラフトへの熱いリスペクトや愛が伝わってくるため、今でもホラーが好きなんじゃないかなと思う。
(沙耶の歌が2003年の作品なので執筆後にまた忘れた可能性はあるが)
ジャンルとしてはホラーだけでなく純愛ものの側面もあるが、人としての尊厳とか道徳的な価値観を捨ててでも愛を貫く様はやっぱり狂気を多分に含んでいるように感じた。
あとは全3ルート含めても5時間程度で終わるようになっているため、無駄が一切なくめちゃくちゃきれいにまとまっているのが良かった。
Hシーン中でも会話でストーリーが進むからダレないとか、どのルートに進んでもしっかりと一つの話として完結するとか、ストーリー周回時に同じ文章を読む量が少ない等など。
エロゲ初心者が最初にやるべき作品としてたまに名前が挙がるらしいが、それも非常に納得できた。もっと早くこのゲームを知ることができたら、自分のエロゲへの苦手意識は無かったはず。
鬱ゲーとして有名らしいビジュアルノベルゲーム(R18)。
地震により被災した男女6人が極寒の中頑張って生き抜こうとする話。
序盤は6人全員が互いを助け合いながら生き抜こうとするのだが、ストーリーが進むにつれて立場の違いなどからそれぞれの考え方にすれ違いが生じるようになる。
生活環境こそ改善されていくものの、6人の関係は被災当初と大きく変わってしまうのが見ていて非常に辛かった。
ただ、ストーリーの大きな転換を担うとある人物の心理的な変化は説得力がやや不足しているように感じたため、結果的にその後の展開は少し置いてきぼりになってしまった気もする。
ボロい教会の中で6人肩を寄せ合って生活していたあの頃に戻してくれ……
虫姫さま(継続)
ノービスのオリジナルモードとマニアックモードをクリアした。
上達を実感できてるし、かなり嬉しい。
怒首領蜂大復活と違ってボムの威力が低めでゲージ使用技もない代わりに、弾幕が薄めになっているので、こちらの方が弾避けのテクニックを習得しやすい気がする。
縦シュー力を鍛えるには最高の作品なんじゃないだろうか。
Satisfactory(継続)
石炭を安定して採掘することが可能となったたことで、ここ惑星ジュメイラにおいても産業革命の兆しが見えてきた。
factorioと違って資源が枯渇することがないため、火力発電による無限の電気エネルギーを得ることができるようになったのだ!(それまでは木を人力で伐採してバイオマスバーナーで発電していた。)
火力発電で得た電力で石炭を採掘し、採掘した石炭で火力発電を行う。このループで発生する余剰電力を鉄の製錬などに充てている。
工場が電力不足によって停止することがなくなったため、今後は鉄道やトラック輸送などのインフラ構築に力を入れる予定。
ーーー
先月は面白かった作品が分かりやすいようにオススメマークを付けてたんだけど今月はやめました。(マークが付いていない作品がつまらないと受け取られかねないことや、感想を書きたいだけで作品を批評することが目的ではないため)
他にも7月にプレイしたゲームがあるので後編も書くかもしれない。